日本には、ヨガに関する国家資格がありません。そのため、ヨガインストラクターを目指す方は国際的に認知された資格の中から選ぶことになります。この記事では、代表的な4つのヨガ資格を難易度・取得期間・国内の認定者数で比較します。
比較表
| 資格 | 難易度 | 取得期間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ヨガアライアンス(RYT) | ★★〜★★★ | 1か月〜1年 | 世界最大。国際的な汎用性が高い |
| インド政府ヨガ検定 | ★★★〜★★★★★ | 2年以上 | インド政府主導。日本での開催は少ない |
| アイアンガーヨガ認定指導員 | ★★★★〜★★★★★ | 5年以上 | 流派公認。段階的な認定試験 |
| アシュタンガヨガ正式指導者 | ★★★★〜★★★★★ | 5年以上 | 流派公認。認定者は国内約50名 |
ヨガアライアンス(RYT)— 世界最大の会員数
世界100カ国以上で約10万名の会員が登録する、世界最大のヨガ資格です。ヨガインストラクターの採用でもヨガアライアンス資格が重視されることが多く、まず取得を検討したい資格です。
認定スクール(RYS)で所定のトレーニングを修了すると、RYT200などとして登録できます。取得期間は受講スタイルによって1か月〜1年程度です。現在は「100%オンライン」「100%対面」「ハイブリッド」のいずれでも受講できます。
ただし、同じRYT200でも学校によって学べる内容は変わります。2020年に発表された新基準(Elevated Standards)への既存校の移行手続きが現在停止しているため、学校ごとの差は資格の名称からは見えにくくなっています。
👉 新基準の現状は ヨガアライアンスの新基準は、いまどうなっているのか をご覧ください。
👉 資格の基礎知識は ヨガアライアンスとは をご覧ください。
インド政府ヨガ検定 — 本場インド発のスタンダード
インド政府が2015年に制定したヨガ検定です。インド政府AYUSH省の後援で、QCI(インド品質協会)に帰属しています。インド政府主導のヨガのスタンダード化として注目されていますが、インド国外では広まりはこれからです。日本では数回試験が開催された程度です。
アイアンガーヨガ認定指導員 — 段階的な認定制度
アイアンガーヨガは、B.K.S.アイアンガー師により考案されたヨガのスタイルです。アライメント(体の配置)を重視し、ポーズを長くホールドします。ブリック・ボルスター・ベルトなどの道具を多く使うのも特徴です。
日本で認定指導員になる手順は次のとおりです。
- アイアンガーヨガ認定指導員のもとで最低3年間継続的に学ぶ
- メンター/トレーナーのもとで実演・教授法を学ぶ(2年のプログラム)
- 日本アイアンガーヨガ協会主催のアセスメント(受験)に合格する
2020年からは認定レベルの名称がLevel 1〜5のシンプルな形に変更されました。認定後もレベルごとに試験があり、段階的にステップアップしていきます。日本国内には約90名の認定指導員がいます(2024年8月時点)。
アシュタンガヨガ正式指導者 — 少数精鋭の公認資格
アシュタンガヨガは、パタビジョイス師により考案されたヨガのスタイルです。呼吸と動作を調和させ、ダイナミックに動きます。ポーズの順番、視点、呼吸が決まっているのが特徴です。
認定はLevel 1 → Level 2 → Certifiedと段階的に上がっていきます。日本国内の正式指導者は約50名と少なく(2024年8月時点)、取得難易度の高い資格です。
どの資格を選べばよいか
働き方の広さで選ぶなら、まずヨガアライアンス(RYT200)が第一候補です。国内外のスタジオで広く通用し、取得までの期間も現実的です。そのうえで特定の流派を深めたい方は、アイアンガーヨガやアシュタンガヨガの認定を目指す道があります。
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