ヨガインストラクターを目指すなら、取得したい代表的な資格がRYT200です。
RYT200が取得できる全米ヨガアライアンス認定スクールでは、さまざまな特色を持つ講師陣から学びを得ることができます。
今回は、講師の特性にフォーカスしたヨガインストラクター養成スクールをご紹介します。
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ヨガインストラクター資格を取得するなら、ヨガアライアンス認定スクールをチェック!
ヨガの資格としてよく知られているのが、全米ヨガアライアンス認定インストラクター(RYT=Registered Yoga Teacher)です。
RYTとは、世界最大規模の全米ヨガアライアンス協会が認定している資格で、世界70か国以上で通用するヨガの国際基準が定められています。
その資格を取得できるのは、授業時間や内容、指導者のレベルなど、全米ヨガアライアンス協会が定めた基準を満たした認定校(RYS=Registered Yoga School)のみとなっています。
RYTを取得するためには、認定校であるRYSにおいて、アーサナやヨガ哲学、解剖学、指導実践といった規定のカリキュラムに沿って、決められた時間数を学ぶ必要があります。
RYTの中でも取得者数が最も多いRYT200(全米ヨガアライアンス認定200時間)は、その名前の通り200時間のトレーニングプログラムを認定校であるRYSにて修了することで資格を得ることができますので、スクールを選ぶときには、そこがRYSかどうかということをチェックしておくとよいでしょう。
もちろん、ヨガインストラクターになるために必ずしもRYTを取得しなければならないということはありませんが、先にもお伝えしたように世界で通用する国際基準で定められた資格ですので、これからヨガの学びを深めていくためにも取得を目指すことをおすすめします。
どんな講師からヨガを学ぶ?ヨガインストラクター養成スクール選びのポイント
RYTの取得を目指すために、受講するスクールは全米ヨガアライアンス協会認定のRYSであることが必須となります。
ヨガインストラクターを志すにあたり、学びの場はもちろんのこと、誰から学ぶかということも重要なポイントです。
RYSでは基本的に、アーサナやヨガ哲学、解剖学などあらゆる角度からバランスよく学べるカリキュラム構成となっていますが、スクールや講師によってはアシュタンガヨガやアイアンガーヨガといったヨガの流派、アーユルヴェーダのような生活に沿ったものなどに特化した学びを伝えるところもあります。
RYT取得にこだわらず、いろいろな視点でのヨガを深めていきたい人には、そのようなスクールや講師のもとで学ぶのもよいでしょう。
また、すでにヨガスタジオに通っていて、尊敬や憧れを持つヨガティーチャーがいる人は、そのことがモチベーションにもなりますので、資格取得にチャレンジしてみてください。
これからヨガインストラクター養成スクール選びをする人は、講座を担当する講師に注目してみてください。
RYT取得は最短でも3か月、平均6か月と学びの期間がありますので、その時間を無駄にしないためにもどのような講師から学ぶかについてじっくり検討してみましょう。
質の良い講師を見極める5つのポイント
①知識の豊富さ
アーサナや解剖学、ヨガ哲学といったヨガ全般の専門的な知識、指導力を指します。ヨガを安全にかつ、効果的に行うためのノウハウと、それらを伝えられる力を持ち合わせてこそ、知識の豊富さを感じることができるでしょう。
また、レギュラーレッスンと並行して、ワークショップの開催や書籍出版といったアウトプットの場を定期的に催していることもポイント。伝える力のある人は、宣伝のためではなく、自身が持つ知識の情報をアップデートも常に行なっています。
②指導歴の長さ
ただ単にレッスン歴や指導回数が多いというものではなく、経験値を指します。指導歴の長さは、指導スキルや経験値を着実に結びつくものです。
指導者として必要な資格やそれに該当する経験を有してからの年数よりも、スタジオの在籍年数やレギュラークラスを週にどのくらい持っているのか、活動している範囲がわかりやすい目安となります。
また、独立して自身のスタジオを経営している指導者も多く、ヨガだけでなく社会経験といった部分でも学ぶ部分があるでしょう。
③声がけを含めた話し方
レッスン中の語彙力、表現力が高く、指導内容が口頭だけでも十分に理解することができます。オンラインレッスンではハンドアジャストができないため、この能力がクローズアップされました。
クラス人数の多い・少ないに左右されず、一人ひとりにしっかり伝わる話し方で取り残すことなくクラスをまとめていく力があります。
クラス前後にも参加者とコミュニケーションを取り、ヨガに対する不安や疑問を共に解消するといった、会話に重きを置いている講師もいます。
④コミュニケーション力の高さ
人気の高いインストラクターはコミュニケーション力が高く、距離を感じさせない魅力的な部分があります。フレンドリーな印象を受けますが、対等な態度で接します。
生徒と適度な距離感を保つことができ、依存させずに互いが一人の人間として尊重して接してこそ、コミュニケーション力の高さを感じることができるでしょう。
生徒だけでなく、スタッフや関係者など周囲の人間にも気配りができる講師は、良好な人間関係を築いています。
⑤柔軟な対応力
環境や状況の変化にも柔軟に対応し、さらにその状況を楽しむ気持ちの余裕がある力を指します。
2020年に起きた新型コロナウィルスの流行により、スタジオがクローズになった際もオンラインヨガにいち早く対応できていたのはそのような講師たちでした。
心身のバランスも自らコントロールして、生徒や周りの人間とも協調性を持って対応しています。
マットの上以外での立ち振る舞いや態度は、日々の姿勢が出るものです。対応力こそ、ヨガの教えを正しく身につけているかどうかが垣間見られる部分でもあります。
【2022年最新】講師の質で選ぶ、おすすめのヨガインストラクター養成スクール7選
1. UTL(アンダーザライト ヨガスクール)
日本最高峰の講師陣を揃えるヨガスクールのパイオニア
ヨガアライアンス認定者の3人に1人がRYTを取得、日本で初めて単位制コースを開始したヨガスクールのパイオニアであるUTL(アンダーザライトヨガスクール)。
ヨガ初心者でも学べるカリキュラム構成となっており、単位制のため自分のペースで資格の取得が可能です。
解剖学・運動学に基づくアーサナ、ヨガ的な食生活、呼吸法、ヨガ哲学など幅広いカリキュラムから、12年以上ヨガを指導している現役の講師陣のもとで直接学ぶことができます。
一人のカリスマティーチャーが教えるのではなく、講師陣はレギュラークラスも担当しており、普段の練習でもヨガを学ぶ同志として尊重し合う自立した関係性を大切にしています。
スクール名 | UTL(アンダーザライト ヨガスクール) |
URL | https://underthelight.jp |
費用 | 499,999円(税込)〜 |
期間 | 6か月〜 |
受講場所 | スタジオ+オンライン受講、もしくは完全オンライン受講の選択が可能 |
主な取得可能資格 | アンダーザライト ヨガスクール認定ヨガインストラクター 米国ヨガアライアンスRYT200(Registered Yoga Teacher 200)*要申請 ヨガ安全指導員 |
2.ヨギー・インスティテュート
全国展開する専門スタジオのノウハウを生かした認定スクール
2004年に設立し、全国展開するヨガ・ピラティス専門スタジオ「スタジオ・ヨギー」のスクール事業部門が「ヨギー・インスティテュート」です。
養成コースは、札幌から福岡まで全国各地の系列スタジオにて開催。
伝統的なヨガをベースに解剖生理学のアプローチを加えた「yoggy yoga(ヨギー・ヨガ)」を学びながらプロフェッショナルを目指します。
合格率約1割といわれるスタジオ・ヨギーのインストラクターの中から、さらに高度な知識を持った講師陣が養成コースを担当。哲学や解剖学、アーユルヴェーダなどについては、専門講師を招へいして現場で生かせるスキルを学んでいきます。
スクール名 | ヨギー・インスティテュート |
URL | https://yoggy-institute.com |
費用 | 473,550円(税込)〜 |
期間 | 3か月〜 |
受講場所 | スタジオ受講、もしくは完全オンライン受講の選択が可能 |
主な取得可能資格 | ヨギー・インスティテュート認定 米国ヨガアライアンスRYT200(Registered Yoga Teacher 200)*要申請 |
3.Studio+Lotus8(スタジオロータスエイト)
ヨガ専門誌「Yogini」がプロデュースする指導者養成講座
2004年に日本初のヨガ専門誌として創刊した「Yogini」編集部が運営するヨガスタジオ「Lotus8(ロータスエイト)」。
Lotus8オリジナルカリキュラムを完全オンラインで受講することができるStudio+Lotus8 by Yoginiのヨガ指導者養成講座は、経験豊富なヨガ界のパイオニア達が講師を務めています。
世界的なヨガ指導者や有名講師を中心に、雑誌「Yogini」の編集長やデスクから今のヨガ業界やビジネスについても学べる独自クラスを展開。
特にヨガ哲学の講義が充実しており、ヨガの本質を知ることで解剖学やアーサナ、呼吸法、シークエンスの組み方などが身についていくということで、ヨガをより深く学びたいという人が多く受講しています。
スクール名 | studio +lotus8 |
URL | https://lotus8.co.jp |
費用 | 345,000円(税込)〜 |
期間 | 5か月〜 |
受講場所 | オンライン受講 |
主な取得可能資格 | 米国ヨガアライアンスRYT200(Registered Yoga Teacher 200)*要申請 |
4.リラヨガ・インスティテュート
人気ヨガ雑誌で連載中の講師がコースを監修
2008年にヨガの総合学院として設立した「リラヨガ・インスティテュート」。古代インドの賢者たちによって残されたヨガの叡智を多くの人に伝えて広めていくことをミッションに、代表の乳井真介氏を中心に運営しています。
3段階のステップアップ方式でRYT200の資格が取得できる「RYT200 ヨガエバンジェリスト・コース」は、50時間の「ヨガファウンデーション・コース」、58時間の「ヨガアドバンス・コース」、115時間の「ティーチャー・インテンシブ・コース」で構成されています。
コースを構成するのは、これまでに約1,400人を超えるヨガ指導者を育成し、人気ヨガ雑誌の連載などさまざまなメディアで活躍している代表の乳井真介氏。
アーサナだけでなく、ヨガ哲学、解剖学、食事法、呼吸法、瞑想のコツまで幅広いヨガの知識を学ぶことができます。
スクール名 | リラヨガ・インスティテュート |
URL | https://lilayoga.tokyo |
費用 | 524,000円(税込) |
期間 | 約5~7ヶ月間(223時間) |
受講場所 | 通学形式もしくはオンライン(Eラーニング形式) |
主な取得可能資格 | 米国ヨガアライアンスRYT200(Registered Yoga Teacher 200)*要申請 |
5. YogaBody(ヨガボディ)
身体への洞察力と知識が身につく解剖学をベースにした養成講座
2002年にヨガインストラクターのchama氏が創設したヨガスクール「TOKYO YOGA」を運営する株式会社TYGによる〝ヨガと身体の学校〟をテーマにした養成コースが「YogaBody(ヨガボディ)」です。
解剖学をベースに、素材と捉えた身体の扱い方、活かし方についてより深い知識を基礎から学ぶことで、ヨガの本質を理解した講師の育成を目指しています。
0からヨガと身体の基礎知識を学ぶ「基礎コース」と理解を深めて伝える力を身につける「インストラクターコース」の2コースで構成。骨や筋肉、関節について学ぶ解剖学「機能解剖学」をベースに学びを深めていきます。
少人数制を取り入れることで、マニュアルをなるべく使用せずに講師や仲間たちと話し合う「対話型授業」を実施。自分で感じて考えることができる自立したインストラクターを育成しています。
スクール名 | YogaBody |
URL | https://yogabody.jp/ |
費用 | 550,000円(税込) |
期間 | 4か月間 |
受講場所 | オンライン講座+スタジオ実習 |
主な取得可能資格 | 米国ヨガアライアンスRYT200(Registered Yoga Teacher 200)*要申請 |
6.ヨガジェネレーション

メイン講師が大切しているメソッドを学びながら資格取得を目指す
年間約1,300ものヨガセミナー開催の実績を持つヨガジェネレーションの指導者養成講座は「誰から学ぶか」をモットーに、5名のプロフェッショナルのコースから選ぶことができます。
アーユルヴェーダ理論やアシュタンガヨガを軸にヨガを学ぶものから、多数の人気書籍を出版する著者から直接学べるものまで種類はさまざま。自身に興味があるものや目的に合わせてヨガの学びを深めることができるメリットがあります。
また、プログラムには他スクールでは類を見ない「ヨガビジネス講座」が含まれており、ヨガをアウトプットする方法を習得することができます。
スクール名 | ヨガジェネレーション |
URL | https://shop.yoga-gene.com/ |
費用 | 316,800円(税込)〜 |
期間 | 2〜7か月間 |
受講場所 | オンラインまたはスタジオ受講 |
主な取得可能資格 | 米国ヨガアライアンスRYT200(Registered Yoga Teacher 200)*要申請 |
7.クシャナヨガスクール

南インド伝統のヨガスタイルから叡智を学ぶティーチャートレーニングコース
インドのヨガスクールSchool of Santhi と提携を結び、日本にいながらインド伝統ヨガを学ぶことができる「クシャナヨガスクール」。スクールのディレクターティーチャーは、インドでヨガを学びトレーニングを重ねてインドでのヨガインストラクター養成指導を経て、日本でのティーチャートレーニングコースを開講しています。
ポーズの正しい姿勢から、そのポーズが持つ本来の意味や恩恵を学ぶだけでなく、ヨガ哲学や思想についても重んじており、それらの講義も充実しています。
サポート体制も万全で、ディレクターティーチャーをはじめとした担当ティーチャーがコースの最初から最後まで責任を持ってトレーニングを担当するので、安心して学ぶことができます。
また、沖縄石垣島にあるリトリートセンターでの、短期集中TTCも人気。仲間や講師と寝食をともにしながら、生活の一部としてヨガを深めることができます。
<スタジオ概要>
スクール名 | クシャナヨガスクール |
URL | http://ksana-ttc.com/ |
費用 | 495,000円(税込)〜 |
期間 | 1〜5か月間 |
受講場所 | 通学、合宿 |
主な取得可能資格 | 米国ヨガアライアンスRYT200(Registered Yoga Teacher 200)*要申請 |
ヨガインストラクター養成スクール選びは、講師の質で選びましょう!
ヨガインストラクターを目指すなら、養成スクールがヨガアライアンス認定校であることはもちろんのこと、どんな人が教えているのかを事前にチェックしておくことが重要です。
今回ご紹介した養成スクールは、知識・経験ともに豊富で実績のある講師陣を揃えたところばかりなので、是非参考にしてみてくださいね。