職務権限の厳守

国際的なヨガの指導資格である米国ヨガアライアンスのRYT200ならびにRYT500取得に関する情報サイトです。

*ヨガアライアンスのウェブサイトコンテンツを日本語に翻訳し、掲載しています(掲載許可済み)。

ヨガアライアンスでの初の試みとなる職務権限の厳守(Scope of Practice)以下SOPはアドバイスできる内容や資格の有無、経験能力などをもとにしてヨガティーチャーの責任範囲、できることの限度や境界線などを踏まえた役割を明確にします。

SOPはヨガアライアンスメンバー全員に適用され、ヨガの流派に関係なくヨガのティーチング、実践、またヨガアライアンスの一員のプロとして求められるスタンダードを明確にします。SOPはどのような行動が許容され、または推奨されるのか、さらにどういったことが求められ、逆に禁止されているのかを明確にし、メンバーはヨガを教える際にはSOPに沿った行動をとらなければなりません。

ヨガの実践の中核をなす価値基準をもとに作られています。
SOPはヨガアライアンスの行動規範(Code of Conduct)、公平性における立場(position on equity)、その他ヨガアライアンスポリシーと同様、メンバー全員が同意する必要のある倫理的コミットメント(Ethical Commitment)の構成要素の一つです。

使いやすいツールやリソースを作成すると共にヨガアライアンスは新しくできた職務権限の厳守(Scope of Practice)についてのメンバー間のコミュニケーションの機会を提供します。こういった意見交換の機会を持つ事でこの自主的に集まったコミュニティーの中で共有される責任感を高めることに繋がり、質が高く、安全で、誰にでも開かれている公平なヨガのティーチングという私たちの目標に向けて前進できます。

序論

ヨガアライアンスの職務権限の厳守(Scope of Practice)SOPはヨガアライアンスメンバー全員に適用されます。全ての種類のメンバー、現在有名か無名か、またヨガの流派を問わず、ヨガのティーチング、実践、またヨガアライアンスの一員であるプロとして求められるスタンダードを明確にします。ここにはヨガアライアンス登録講師Registered Yoga Teacher (RYT™)、継続的教育提供者Continuing Education Provider (YACEP®) ヨガティーチャースペシャリスト(RCYT™, RPYT™)その他を含みます。

SOPはどのような行動が許容され、または推奨されるのか、さらにどういったことが求められ、逆に禁止されているのかを明確にし、メンバーはヨガを教える際にはSOPに沿った行動をとらなければなりません。
ヨガの実践の中核をなす価値基準をもとに作られています。
SOPはヨガアライアンスの行動規範(Code of Conduct)、公平性における立場(position on equity)、その他ヨガアライアンスポリシーと同様、メンバー全員が同意する必要のある倫理的コミットメントEthical Commitmentの構成要素の一つです。

目的

ヨガアライアンスとヨガアライアンス基金(Yoga Alliance Foundation)は質の高いティーチングとヨガの実践の機会が全ての人に公平に与えられ、人間全体の健やかさと意識レベルが向上していくような世界を目指しています。

SOPとそれを含む倫理的コミットメント(Ethical Commitment)の目的は、ヨガを教える者としての安全で他者への敬意ある行動のガイドラインを定義し、ヨガアライアンスメンバーが教える能力を高く保ち、それに対する責任を果たしてもらう事です。

プロとしてあるべき姿、また倫理的に正しい行動の規準を高く持つ事でヨガアライアンスはそのメンバーの皆さまがヨガコミュニティそしてさらに広義での社会の中で信頼され、尊敬に値する人物であるよう願っております。これは下記のことを含みます。
(イ)一般の人々の登録ヨガ講師(RYT)の役割に対する理解を深める
(ロ)ヨガアライアンスコミュニティの中でプロとして恥ずかしくない行動を徹底する
(ハ)プロとしての行動の高いスタンダードを設定し、維持する
(ニ)ヨガを教えるという仕事を推進し、それに携わるヨガアライアンスのメンバーを守る。

序文

ヨガアライアンスのSOPはヨガを教えるにあたってのしっかりとしたスタンダードとポリシーや追うべき手順を提供します。と同時に、ヨガアライアンスは多様な流派やスタイル、メソッドが存在していることを認識しており、ヨガのティーチングにおいてそういった多様性を尊重することが必須であると信じています。

ヨガは古代インドと南アジアで発祥した身体的、精神的、そして魂における実践法や鍛錬法を含む多形質的なシステム(*)です。歴史を通して、インドの中で、また他の文化圏や地域、宗教団体や俗界のグループによってそれぞれの個人的または文化的伝統の状況、目的や利害、信念によって何度も定義づけされてはし直されてきています。

現在のヨガとはなにかという理解は大英帝国によるインドの植民地支配、ヨガの叡智の世界展開、他の全世界的な文化の交流、盗用、そして自然に起きた進化に影響されています。ヨガはとても一つの定義には収まりきらないということを理解した上で – またヨガを一つの枠にはめ込もうとしたり、一つの考え方に固執することを避け – ヨガアライアンスのスタンダードを考えるにあたってはサンスクリット語の「ヨガ」は意識が統一された最上の状態、またその状態の説明であり、さらにその状態に至るための技術や理論、実践法、ライフスタイルも含むものとします。

ヨガアライアンスのメンバーは能力と倫理的スタンダードを高い基準に保つ決意をし、このSOPはその決意表明の一部として流派を問わず全てのメンバーにあてはまるヨガティーチングとは何かという定義を提供します。

この権限範囲の定義は医療の資格を持った方やその他有資格者のそれぞれの権限範囲内での活動を制限することを意図していません。

(*)多形質的なシステムとは、あるグループのメンバーにいくつかの性質が共有されているが、それらの性質はいずれもそのグループや階級に属すための必須条件ではないようなシステムをさす。

職務権限の厳守Scope of Practice (SOP) 目次

1. ヨガアライアンス行動規範 (Code of Conduct)を守る
2. ヨガを教える
3. ポーズやプラクティスのアジャストメントの際はインフォームド・コンセント、明確な同意を得る
4. ヨガ哲学、歴史、解剖学をシェアする
5. 認可されている範囲内でアドバイスやティーチングを行う
6. 必要な資格を維持する

<職務権限の厳守(Scope of Practice)への手引き>

SOP原則1 – ヨガアライアンス行動規範 (Code of Conduct)を守る

SOP原則1ではメンバーがヨガアライアンス行動規範(Code of Conduct)を守ることを要します。それには下記8つの原則が含まれます。
1 適用される法律の順守
2 ヨガアライアンス職務権限の厳守(Scope of Practice)
3 ヨガアライアンスのハラスメント防止ポリシーを守る
4 ヨガアライアンスの性的に不適切な行為ポリシーを守る
5 危害を加えない
6 積極的に全ての人に対して門戸を開く
7 先生ー生徒の関係性を尊重する
8 正直なコミュニケーションをする

SOP原則2 – ヨガを教える

SOP原則2では、メンバーとその生徒の両者のヨガについての教育レベル、トレーニング、経験値に適した内容でインストラクションやヨガの実践や原則についての教育をしてよいとします。メンバーはヨガをグループに、または一対一で、さらにオンラインで教えることができます。
メンバーが教えることができるのはヨガ哲学に則していて、自身が資格を持つ流派やスタイル、メソッドのもののみであり、それはヨガアライアンスのコアカリキュラムスタンダード (Yoga Alliance Common Core Curriculum Standards)に含まれている能力項目(competencies)に則している必要があります。

SOP原則3 — ポーズやプラクティスのアジャストメントの際はインフォームド・コンセント、明確な同意を得る

SOP原則3 ではメンバーがポーズやプラクティスのアジャストメントをする際にはインフォームド・コンセント、明確な同意を得ることを要します。どんなものであっても、身体的なアジャストメントは事前にインフォームド・コンセント、明確な同意を得た場合に限られます。過去に得られた同意は未来の触れ合いや身体的なアジャストメントを許可するものではありません。「インフォームド・コンセント、明確な同意」(Explicit and Informed Consent)とは、手で触れるようなことをしても良いと、ある特定の先生に対して生徒がはっきりと許可を出したという狭義の定義づけがされています。この許可は口頭、書面、曖昧でない仕草、また同意を示す指定のインジケーターを使って伝えることができます。無抵抗や返答がないことそれ自体は同意を示すものではありません。

SOP原則4 – ヨガ哲学、歴史、解剖学をシェアし、出典を明らかにする

SOP原則4ではメンバーがヨガ哲学、歴史、解剖学に関してインストラクションをする際には出典を明らかにする必要があります。これには他の人からのティーチング、勉強した内容、また下記に記すものを含めた様々な情報をもとにしたメンバー自身によるコメントや意見も含まれます。ヨガアライアンスの行動規範(Code of Conduct)を守る上で、メンバーは情報やコメント、意見の発信源を正確に開示しなければなりません。
1ヨガに関する文献
2メンバーが直接指導を受けたヨガの先生からのティーチング
3伝統的、もしくは近代のある特定のヨガ流派におけるティーチング
4宗教学、インド学、サンスクリット語などを専門にする学者による論文
5解剖学、生理学などを専門にする学者による論文

SOP原則5 – 認可されている範囲内でアドバイスやティーチングを行う

SOP原則5では、メンバーが然るべき資格や能力を有さない分野でアドバイスをしたりティーチングをすることを禁じています。原則5はメンバーが自身の資格や経験、能力を超えた状況に遭遇したときのガイドとなるために作られました。
1 メンバーは短期集中もしくはレギュラーのクラス関係なく、サービスを提供する地域で必要な資格を有していない場合はサービスやアドバイスをしてはなりません。メンバーの裁量で、生徒に地域の医療機関、精神科、法務局、自殺ホットライン、性的虐待ホットライン、ヨガアライアンス、などを含むがこれに限らないリソースの一覧を作成し、提供しても良い。
2 メンバーがサービスやアドバイス、商品を提供する特定の分野の適切な資格を有し、さらに十分な能力を兼ね備えていない限り下記の手順を踏む必要があります。
(1) 必要な能力と資格を身につける
(2) 必要な能力と資格を有しているプロを引き込む、もしくは生徒をその人に紹介する
(3) そのようなサービスやアドバイスをすることを拒否する
3 ヨガアライアンスの認定をヨガアライアンス職務権限(Scope of Practice)に含まれていない分野でのメンバーの能力を暗示したり売り込むものとして使用してはなりません。

SOP原則6 – 必要な資格を維持する

SOP原則6では、登録条件もしくは継続的学習の必須条件を満たすことを含めて必要な資格の維持をメンバーに要します。メンバーは下記のことをしなければなりません:
1 該当するヨガアライアンスの資格全てを維持し、それらが要する継続的学習の条件やその他の条件を満たす
2 その他全てのヨガアライアンスのポリシーや決められた手順を守る

<行動規範Code of Conductのガイダンス>

Code 原則1 -法律遵守

Code 原則1では、適用される法律の順守を要求します。メンバーはそれぞれの地域、自治体、区、市、国、などの適用される法律を必ず守る必要があります。

Code原則2 -ヨガアライアンスの職務権限厳守ポリシー (Scope of Practice) を守る

メンバーはヨガアライアンスの職務権限厳守ポリシー (Scope of Practice) (SOP)を守らなければなりません。メンバーはSOPを読み、理解し、またそれに同意するということを誓言しなければなりません。SOPはどのような事柄が許容でき、何が好ましく、必須か、またどういった事をしてはならないかを定義します。

Code原則3 -ヨガアライアンスのハラスメント防止ポリシーを守る

メンバーはヨガアライアンスのハラスメント防止ポリシーを守らなければなりません。メンバーは生徒や研修生、従業員、同僚、他のメンバーや先生、RYSやその他スクールやスタジオ、一般の人、に対してハラスメントを対面のみならずオンラインでのストーカー行為や嫌がらせ、ヘイトスピーチ、脅迫、嘘の苦情を言ったり、騙したり、そのほかのハラスメント行為を含めて、してはなりません。

Code原則4 -ヨガアライアンスの性的不適切行為防止ポリシーを守る

メンバーはヨガアライアンスの性的不適切行為防止ポリシーを守らなければなりません。故意の有る無しに関わらず、メンバーは生徒、研修生、従業員、同僚、他のメンバーや先生、その他一般の人に対して言語的、身体的に性的不適切行為を働いてはなりません。こういった行為は下記に限りませんが、下記を含みます:該当する地域、自治体、区、市、国、などの法律で禁止されている行為。

Code原則5 –危害を加えない

メンバーは危害を加えてはなりません。メンバーは生徒や研修生、従業員、同僚、他のメンバーや先生、一般の人に対して故意の有る無しに関わらず危害を加えてはなりません。危害の定義は下記に限定されませんが下記を含みます:該当する地域、自治体、区、市、国、などの法律や規定で禁止されている行為。
Code原則5では安全確保のために、メンバーがアルコールやその他麻薬(治療目的で医療者資格を持つ者によって処方されている薬を除く)を服用した状態で教えることを禁じています。この禁制は特定のヨガの流派や実践法、スタイルやメソッドで受け入れられていたり、住んでいる国で合法かどうかとは関係なく適用されます。

Code原則6 –積極的に全ての人に対して門戸を開く

この原則に基づき、メンバーはどんな人に対しても差別をしてはならず、積極的に全ての人に対して門戸を開かなければなりません。基本的な差別禁止法で禁じられていることをしないにとどまらず、ヨガの実践をしたいと望む全ての人を自身の職務権限内で積極的に歓迎し、実践できる内容に調整する必要があります。
Code原則6は下記に限りませんが下記を含みます:

(イ) 差別しない:メンバーは生徒、研修生、従業員、同僚、他のメンバーに対して年齢やジェンダー、ジェンダーアイデンティティ、性的指向、人種、民族性、文化、国籍、宗教、体つき、見た目、身体的もしくは知的能力、社会経済的立場、婚姻状況、政治的活動や政党との関係性、その他自治区や市、国など適用される法律によって指定されている性質を理由に差別をしてはなりません。
(ロ) 積極的に門戸を開く:メンバーは公平性への決意のもと、ヨガが誰にでも実践できるものとなるよう、上記の「差別しない」で挙げられている性質などによってヨガの実践の機会を失いがちな人々に参加してもらえるよう積極的に働きかけるべきです。
(ハ) 適正な調整をする:メンバーは障害のある方にもヨガの実践ができるよう適正な調整をする必要があります。メンバーはそれぞれの区域で適用される障害者に関する法律を順守する必要があります。アメリカのメンバーはアメリカの経済社会局が公開している一覧で国ごと、エリアごとの障害者に関する法律を確認できます。
(ニ) 妥当な場所に所在地を持つ:メンバーは自身のヨガクラスやワークショップを開催する場所が安全でアクセスしやすいところにあるよう考慮する必要があります。

Code原則7 – 先生—生徒の関係性を尊重する

メンバーは先生—生徒の関係性を尊重する必要があります。
この原則は下記に限りませんが下記を含みます。

(イ) 同意のもとでの接触:メンバーは、物理的なアシストに関して、身体的な触れ合いを要するアジャストを生徒や研修生に行う前に明確に同意を得る必要があります。明確な同意は口頭、筆記、曖昧でない身振り、もしくは同意を示すサインを通して得られます。無言や抵抗がないことそれ自体は同意を示すものではありません。また、メンバーは同意が得られているかどうかは常に確認し続けなければならないものだと認識し、過去に同意が得られたからといってこの先も身体的なアジャストをして良いということではないと理解する必要があります。
(ロ) 性的、または恋愛関係:メンバーは、RYSでのコースや他のスクール、カンファレンス、ワークショップ、リトリート、クラス、その他イベントなどの先生として見られる立場で参加している場で生徒と新しく恋愛もしくは性的な関係を結んではなりません。上記の状況で感情の動きがあった場合、または両者とも上記の状況下で恋愛もしくは性的関係を発展させたい場合には、メンバーはその生徒もしくは研修生に新しい先生を探すよう促す必要があります。
(ハ) 就労環境:メンバーは生徒や研修生、従業員、他のメンバーを雇用する、もしくは関わるときに、各地域で適用される下記に限定されないが下記を含む就労に関する法律:自治体、区、市、国、を守る必要があります。金銭が発生しない労働の取り決めがあった場合は、理解の不一致や諍いが起こらないようどういった同意がなされたのかを書物に残す必要があります。
(ニ) 記録に対する同意:メンバーは生徒や研修生、一般の人の明確な同意が得られない限り写真、動画、その他どのようなメディアにもその人を撮影することや、写っているものを使ってはなりません。

Code原則8 — 正直なコミュニケーション

メンバーはコミュニケーションの中で正直さを保つ必要があります。この原則にはある種の行動を避け、また下記を含むが下記に限定されない行動を積極的に取ることが含まれています:
(イ) 正直なコミュニケーション:メンバーは下記を含むが下記に限定されない職務経験の公開に不正を働いてはならない:教育、トレーニング、経験、資格。メンバーは著作権が関わるものを剽窃してはならず、自身によるものではない教えや記述、リソースの出典を公開しなければなりません。メンバーは自身の先生やメンターとの関係から学んだことをシェアする際、その関係に感謝を示すべきです。メンバーはヨガの効果について根拠のない、もしくは大袈裟な主張をしてはなりません。
(ロ) 地域リソース(Local Resources)メンバーは短期集中もしくはレギュラーのクラス関係なく、サービスを提供する地域で必要な資格を有していない場合はサービスやアドバイスをしてはなりません。また、公開の義務として、生徒に地域の医療機関、精神科、法務局、自殺ホットライン、性的虐待ホットライン、ヨガアライアンス、などを含むがこれに限らないリソースの一覧作成し、提供するべきです。
(ハ) 文化的責任:メンバーはヨガの起源と歴史について知識を深めるべきであり、生徒や研修生にも自身が教えているヨガの流派、スタイル、メソッドの起源や実践法について積極的に伝えるべきです。メンバーは多様な文化的背景を持った生徒が練習できるように責任を持ってヨガの教えや実践法を適応させるべきであると共に、現代のヨガで見受けられるヨガの商品化と、それがインドの文化やその他伝統に及ぼしている影響についても理解する必要があります。
(ニ) 個人の責任:メンバーはヨガアライアンスのリソースを活用することのみならず、特に苦手だと感じているヨガやヨガを教えることに関する定期的で継続的なメンタリングや周囲からのサポートや助言を得られるような仕組みを構築することや、自分自身の振り返りの機会を作る必要があります。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

<行動規範Code of Conductのガイダンス>

Code 原則1 -法律遵守

Code 原則1では、適用される法律の順守を要求します。メンバーはそれぞれの地域、自治体、区、市、国、などの適用される法律を必ず守る必要があります。

Code原則2 -ヨガアライアンスの職務権限厳守ポリシー (Scope of Practice) を守る

メンバーはヨガアライアンスの職務権限厳守ポリシー (Scope of Practice) (SOP)を守らなければなりません。メンバーはSOPを読み、理解し、またそれに同意するということを誓言しなければなりません。SOPはどのような事柄が許容でき、何が好ましく、必須か、またどういった事をしてはならないかを定義します。

Code原則3 -ヨガアライアンスのハラスメント防止ポリシーを守る

メンバーはヨガアライアンスのハラスメント防止ポリシーを守らなければなりません。メンバーは生徒や研修生、従業員、同僚、他のメンバーや先生、RYSやその他スクールやスタジオ、一般の人、に対してハラスメントを対面のみならずオンラインでのストーカー行為や嫌がらせ、ヘイトスピーチ、脅迫、嘘の苦情を言ったり、騙したり、そのほかのハラスメント行為を含めて、してはなりません。

Code原則4 -ヨガアライアンスの性的不適切行為防止ポリシーを守る

メンバーはヨガアライアンスの性的不適切行為防止ポリシーを守らなければなりません。故意の有る無しに関わらず、メンバーは生徒、研修生、従業員、同僚、他のメンバーや先生、その他一般の人に対して言語的、身体的に性的不適切行為を働いてはなりません。こういった行為は下記に限りませんが、下記を含みます:該当する地域、自治体、区、市、国、などの法律で禁止されている行為。

Code原則5 –危害を加えない

メンバーは危害を加えてはなりません。メンバーは生徒や研修生、従業員、同僚、他のメンバーや先生、一般の人に対して故意の有る無しに関わらず危害を加えてはなりません。危害の定義は下記に限定されませんが下記を含みます:該当する地域、自治体、区、市、国、などの法律や規定で禁止されている行為。
Code原則5では安全確保のために、メンバーがアルコールやその他麻薬(治療目的で医療者資格を持つ者によって処方されている薬を除く)を服用した状態で教えることを禁じています。この禁制は特定のヨガの流派や実践法、スタイルやメソッドで受け入れられていたり、住んでいる国で合法かどうかとは関係なく適用されます。

Code原則6 –積極的に全ての人に対して門戸を開く

この原則に基づき、メンバーはどんな人に対しても差別をしてはならず、積極的に全ての人に対して門戸を開かなければなりません。基本的な差別禁止法で禁じられていることをしないにとどまらず、ヨガの実践をしたいと望む全ての人を自身の職務権限内で積極的に歓迎し、実践できる内容に調整する必要があります。
Code原則6は下記に限りませんが下記を含みます:

(イ) 差別しない:メンバーは生徒、研修生、従業員、同僚、他のメンバーに対して年齢やジェンダー、ジェンダーアイデンティティ、性的指向、人種、民族性、文化、国籍、宗教、体つき、見た目、身体的もしくは知的能力、社会経済的立場、婚姻状況、政治的活動や政党との関係性、その他自治区や市、国など適用される法律によって指定されている性質を理由に差別をしてはなりません。
(ロ) 積極的に門戸を開く:メンバーは公平性への決意のもと、ヨガが誰にでも実践できるものとなるよう、上記の「差別しない」で挙げられている性質などによってヨガの実践の機会を失いがちな人々に参加してもらえるよう積極的に働きかけるべきです。
(ハ) 適正な調整をする:メンバーは障害のある方にもヨガの実践ができるよう適正な調整をする必要があります。メンバーはそれぞれの区域で適用される障害者に関する法律を順守する必要があります。アメリカのメンバーはアメリカの経済社会局が公開している一覧で国ごと、エリアごとの障害者に関する法律を確認できます。
(ニ) 妥当な場所に所在地を持つ:メンバーは自身のヨガクラスやワークショップを開催する場所が安全でアクセスしやすいところにあるよう考慮する必要があります。

Code原則7 – 先生—生徒の関係性を尊重する

メンバーは先生—生徒の関係性を尊重する必要があります。
この原則は下記に限りませんが下記を含みます。

(イ) 同意のもとでの接触:メンバーは、物理的なアシストに関して、身体的な触れ合いを要するアジャストを生徒や研修生に行う前に明確に同意を得る必要があります。明確な同意は口頭、筆記、曖昧でない身振り、もしくは同意を示すサインを通して得られます。無言や抵抗がないことそれ自体は同意を示すものではありません。また、メンバーは同意が得られているかどうかは常に確認し続けなければならないものだと認識し、過去に同意が得られたからといってこの先も身体的なアジャストをして良いということではないと理解する必要があります。
(ロ) 性的、または恋愛関係:メンバーは、RYSでのコースや他のスクール、カンファレンス、ワークショップ、リトリート、クラス、その他イベントなどの先生として見られる立場で参加している場で生徒と新しく恋愛もしくは性的な関係を結んではなりません。上記の状況で感情の動きがあった場合、または両者とも上記の状況下で恋愛もしくは性的関係を発展させたい場合には、メンバーはその生徒もしくは研修生に新しい先生を探すよう促す必要があります。
(ハ) 就労環境:メンバーは生徒や研修生、従業員、他のメンバーを雇用する、もしくは関わるときに、各地域で適用される下記に限定されないが下記を含む就労に関する法律:自治体、区、市、国、を守る必要があります。金銭が発生しない労働の取り決めがあった場合は、理解の不一致や諍いが起こらないようどういった同意がなされたのかを書物に残す必要があります。
(ニ) 記録に対する同意:メンバーは生徒や研修生、一般の人の明確な同意が得られない限り写真、動画、その他どのようなメディアにもその人を撮影することや、写っているものを使ってはなりません。

Code原則8 — 正直なコミュニケーション

メンバーはコミュニケーションの中で正直さを保つ必要があります。この原則にはある種の行動を避け、また下記を含むが下記に限定されない行動を積極的に取ることが含まれています:
(イ) 正直なコミュニケーション:メンバーは下記を含むが下記に限定されない職務経験の公開に不正を働いてはならない:教育、トレーニング、経験、資格。メンバーは著作権が関わるものを剽窃してはならず、自身によるものではない教えや記述、リソースの出典を公開しなければなりません。メンバーは自身の先生やメンターとの関係から学んだことをシェアする際、その関係に感謝を示すべきです。メンバーはヨガの効果について根拠のない、もしくは大袈裟な主張をしてはなりません。
(ロ) 地域リソース(Local Resources)メンバーは短期集中もしくはレギュラーのクラス関係なく、サービスを提供する地域で必要な資格を有していない場合はサービスやアドバイスをしてはなりません。また、公開の義務として、生徒に地域の医療機関、精神科、法務局、自殺ホットライン、性的虐待ホットライン、ヨガアライアンス、などを含むがこれに限らないリソースの一覧作成し、提供するべきです。
(ハ) 文化的責任:メンバーはヨガの起源と歴史について知識を深めるべきであり、生徒や研修生にも自身が教えているヨガの流派、スタイル、メソッドの起源や実践法について積極的に伝えるべきです。メンバーは多様な文化的背景を持った生徒が練習できるように責任を持ってヨガの教えや実践法を適応させるべきであると共に、現代のヨガで見受けられるヨガの商品化と、それがインドの文化やその他伝統に及ぼしている影響についても理解する必要があります。
(ニ) 個人の責任:メンバーはヨガアライアンスのリソースを活用することのみならず、特に苦手だと感じているヨガやヨガを教えることに関する定期的で継続的なメンタリングや周囲からのサポートや助言を得られるような仕組みを構築することや、自分自身の振り返りの機会を作る必要があります。