行動規範

国際的なヨガの指導資格である米国ヨガアライアンスのRYT200ならびにRYT500取得に関する情報サイトです。

*ヨガアライアンスのウェブサイトコンテンツを日本語に翻訳し、掲載しています(掲載許可済み)。

行動規範(Code of Conduct)とはRYSとRYTが行うプログラムやクラス、その他サービスにおける正しい行動、積極的なインクルージョン、先生—生徒の関係性の尊重、同意のもとの接触、正直なコミュニケーション、などを含んだ規範です。

この行動規範(Code of Conduct)はヨガアライアンスメンバー全員が守るものです。ヨガの実践の中核である価値基準に基づき、全メンバーが自身を律する上で同意する、プロとして、また倫理的に、どのような事柄が許容できて何が好ましく、必須か、またどういった事をしてはならないかを定義します。

この規範は職務権限の厳守(Scope of Practice)、ヨガにおける公平性(position on equity)、その他ヨガアライアンスポリシーと同様、メンバー全員が同意する必要のある倫理的コミットメント(Ethical Commitment)の構成要素の一つです。

この規範を活用するにあたって使っていただけるようなツールやリソースを作成すると共にヨガアライアンスは規範への変更などについてメンバー間のコミュニケーションの機会を提供します。こういった意見交換の機会を持つ事でこの自主的に集まったコミュニティーの中で共有される責任感を高めることに繋がり、質が高く、安全で、誰にでも開かれている公平なヨガのティーチングという私たちの目標に向けて前進できます。

序論

ヨガアライアンスの行動規範(Code of Conduct) (以下Code)はヨガアライアンスメンバー全員に適用されます。ヨガの中核を成す価値基準に基づき、全メンバーが自身を律する上で同意できる、プロとして、また人間として、倫理的にどのような事柄が許容できて何が好ましく、必須か、またどういった事をしてはならないかを定義します。

この規範は職務権限の厳守(Scope of Practice)、公平性に関する立場(position on equity)、その他ヨガアライアンスポリシーと同様メンバー全員が同意する必要のある倫理的コミットメント(Ethical Commitment)の構成要素の一つです。

目的

ヨガアライアンスとヨガアライアンス基金(Yoga Alliance Foundation)は質の高いティーチングとヨガの実践の機会が全ての人に公平に与えられ、人間全体の健やかさと意識レベルが向上していくような世界を目指しています。

Codeとそれを含む倫理的コミットメント(Ethical Commitment)の目的は、ヨガを教える者としての安全で他者への敬意ある行動のガイドラインを定義し、ヨガアライアンスメンバーが教える能力を高く保ち、それに対する責任を果たしてもらう事です。

プロとしてあるべき姿、また倫理的に正しい行動の規準を高く持つ事でヨガアライアンスはそのメンバーの皆さまがヨガコミュニティそしてさらに広義での社会の中で信頼され、尊敬に値する人物であるよう願っております。これは下記のことを含みます。
(イ)一般の人々の登録ヨガ講師(RYT)に対する理解を深める
(ロ)ヨガアライアンスコミュニティの中でプロとして恥ずかしくない行動を徹底する
(ハ)プロとしての行動の高いスタンダードを設定し、維持する
(ニ)ヨガを教えるという仕事を推進し、それに携わるヨガアライアンスのメンバーを守る。

序文

ヨガアライアンスのCodeは内側の内省と外側の意識的な行動という目的において
ヤマの指針をもとに作られています。ヤマの指針はヨガ実践者の向上の為の倫理的行動のガイドラインであると共に、現代の先生が生徒、研修生、従業員、またメンバー同士、そしてより広義の社会において果たすべき倫理的責任を良く説明しているものでもあります。メンバーは全員、ヨガを教える上での倫理的誠実さを保つことへの決意としてこのCodeに忠実に行動することに同意します。

行動規範(Code of Conduct) (Code)目次

1. 法律遵守
2. ヨガアライアンスの職務権限の厳守ポリシー (Scope of Practice) を守る
3. ヨガアライアンスのハラスメント防止ポリシーを守る
4. ヨガアライアンスの性的不適切行為防止ポリシーを守る
5. 危害を加えない
6. 積極的に全ての人に対して門戸を開く
7. 先生—生徒の関係性を尊重する
8. 正直なコミュニケーション

<行動規範Code of Conductのガイダンス>

Code 原則1 -法律遵守

Code 原則1では、適用される法律の順守を要求します。メンバーはそれぞれの地域、自治体、区、市、国、などの適用される法律を必ず守る必要があります。

Code原則2 -ヨガアライアンスの職務権限厳守ポリシー (Scope of Practice) を守る

メンバーはヨガアライアンスの職務権限厳守ポリシー (Scope of Practice) (SOP)を守らなければなりません。メンバーはSOPを読み、理解し、またそれに同意するということを誓言しなければなりません。SOPはどのような事柄が許容でき、何が好ましく、必須か、またどういった事をしてはならないかを定義します。

Code原則3 -ヨガアライアンスのハラスメント防止ポリシーを守る

メンバーはヨガアライアンスのハラスメント防止ポリシーを守らなければなりません。メンバーは生徒や研修生、従業員、同僚、他のメンバーや先生、RYSやその他スクールやスタジオ、一般の人、に対してハラスメントを対面のみならずオンラインでのストーカー行為や嫌がらせ、ヘイトスピーチ、脅迫、嘘の苦情を言ったり、騙したり、そのほかのハラスメント行為を含めて、してはなりません。

Code原則4 -ヨガアライアンスの性的不適切行為防止ポリシーを守る

メンバーはヨガアライアンスの性的不適切行為防止ポリシーを守らなければなりません。故意の有る無しに関わらず、メンバーは生徒、研修生、従業員、同僚、他のメンバーや先生、その他一般の人に対して言語的、身体的に性的不適切行為を働いてはなりません。こういった行為は下記に限りませんが、下記を含みます:該当する地域、自治体、区、市、国、などの法律で禁止されている行為。

Code原則5 –危害を加えない

メンバーは危害を加えてはなりません。メンバーは生徒や研修生、従業員、同僚、他のメンバーや先生、一般の人に対して故意の有る無しに関わらず危害を加えてはなりません。危害の定義は下記に限定されませんが下記を含みます:該当する地域、自治体、区、市、国、などの法律や規定で禁止されている行為。

Code原則5では安全確保のために、メンバーがアルコールやその他麻薬(治療目的で医療者資格を持つ者によって処方されている薬を除く)を服用した状態で教えることを禁じています。この禁制は特定のヨガの流派や実践法、スタイルやメソッドで受け入れられていたり、住んでいる国で合法かどうかとは関係なく適用されます。

Code原則6 –積極的に全ての人に対して門戸を開く

この原則に基づき、メンバーはどんな人に対しても差別をしてはならず、積極的に全ての人に対して門戸を開かなければなりません。基本的な差別禁止法で禁じられていることをしないにとどまらず、ヨガの実践をしたいと望む全ての人を自身の職務権限内で積極的に歓迎し、実践できる内容に調整する必要があります。

Code原則6は下記に限りませんが下記を含みます:

(イ) 差別しない:メンバーは生徒、研修生、従業員、同僚、他のメンバーに対して年齢やジェンダー、ジェンダーアイデンティティ、性的指向、人種、民族性、文化、国籍、宗教、体つき、見た目、身体的もしくは知的能力、社会経済的立場、婚姻状況、政治的活動や政党との関係性、その他自治区や市、国など適用される法律によって指定されている性質を理由に差別をしてはなりません。

(ロ) 積極的に門戸を開く:メンバーは公平性への決意のもと、ヨガが誰にでも実践できるものとなるよう、上記の「差別しない」で挙げられている性質などによってヨガの実践の機会を失いがちな人々に参加してもらえるよう積極的に働きかけるべきです。

(ハ) 適正な調整をする:メンバーは障害のある方にもヨガの実践ができるよう適正な調整をする必要があります。メンバーはそれぞれの区域で適用される障害者に関する法律を順守する必要があります。アメリカのメンバーはアメリカの経済社会局が公開している一覧で国ごと、エリアごとの障害者に関する法律を確認できます。

(ニ) 妥当な場所に所在地を持つ:メンバーは自身のヨガクラスやワークショップを開催する場所が安全でアクセスしやすいところにあるよう考慮する必要があります。

Code原則7 – 先生—生徒の関係性を尊重する

メンバーは先生—生徒の関係性を尊重する必要があります。

この原則は下記に限りませんが下記を含みます。

(イ) 同意のもとでの接触:メンバーは、物理的なアシストに関して、身体的な触れ合いを要するアジャストを生徒や研修生に行う前に明確に同意を得る必要があります。明確な同意は口頭、筆記、曖昧でない身振り、もしくは同意を示すサインを通して得られます。無言や抵抗がないことそれ自体は同意を示すものではありません。また、メンバーは同意が得られているかどうかは常に確認し続けなければならないものだと認識し、過去に同意が得られたからといってこの先も身体的なアジャストをして良いということではないと理解する必要があります。

(ロ) 性的、または恋愛関係:メンバーは、RYSでのコースや他のスクール、カンファレンス、ワークショップ、リトリート、クラス、その他イベントなどの先生として見られる立場で参加している場で生徒と新しく恋愛もしくは性的な関係を結んではなりません。上記の状況で感情の動きがあった場合、または両者とも上記の状況下で恋愛もしくは性的関係を発展させたい場合には、メンバーはその生徒もしくは研修生に新しい先生を探すよう促す必要があります。

(ハ) 就労環境:メンバーは生徒や研修生、従業員、他のメンバーを雇用する、もしくは関わるときに、各地域で適用される下記に限定されないが下記を含む就労に関する法律:自治体、区、市、国、を守る必要があります。金銭が発生しない労働の取り決めがあった場合は、理解の不一致や諍いが起こらないようどういった同意がなされたのかを書物に残す必要があります。

(ニ) 記録に対する同意:メンバーは生徒や研修生、一般の人の明確な同意が得られない限り写真、動画、その他どのようなメディアにもその人を撮影することや、写っているものを使ってはなりません。

Code原則8 — 正直なコミュニケーション

メンバーはコミュニケーションの中で正直さを保つ必要があります。この原則にはある種の行動を避け、また下記を含むが下記に限定されない行動を積極的に取ることが含まれています:

(イ) 正直なコミュニケーション:メンバーは下記を含むが下記に限定されない職務経験の公開に不正を働いてはならない:教育、トレーニング、経験、資格。メンバーは著作権が関わるものを剽窃してはならず、自身によるものではない教えや記述、リソースの出典を公開しなければなりません。メンバーは自身の先生やメンターとの関係から学んだことをシェアする際、その関係に感謝を示すべきです。メンバーはヨガの効果について根拠のない、もしくは大袈裟な主張をしてはなりません。

(ロ) 地域リソース(Local Resources)メンバーは短期集中もしくはレギュラーのクラス関係なく、サービスを提供する地域で必要な資格を有していない場合はサービスやアドバイスをしてはなりません。また、公開の義務として、生徒に地域の医療機関、精神科、法務局、自殺ホットライン、性的虐待ホットライン、ヨガアライアンス、などを含むがこれに限らないリソースの一覧作成し、提供するべきです。

(ハ) 文化的責任:メンバーはヨガの起源と歴史について知識を深めるべきであり、生徒や研修生にも自身が教えているヨガの流派、スタイル、メソッドの起源や実践法について積極的に伝えるべきです。メンバーは多様な文化的背景を持った生徒が練習できるように責任を持ってヨガの教えや実践法を適応させるべきであると共に、現代のヨガで見受けられるヨガの商品化と、それがインドの文化やその他伝統に及ぼしている影響についても理解する必要があります。

(ニ) 個人の責任:メンバーはヨガアライアンスのリソースを活用することのみならず、特に苦手だと感じているヨガやヨガを教えることに関する定期的で継続的なメンタリングや周囲からのサポートや助言を得られるような仕組みを構築することや、自分自身の振り返りの機会を作る必要があります。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]