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【プレスリリース】ヨガアライアンスが20周年。ヨガ関係者へのモラル・リテラシー教育を開始

ryt 10/04/2020

世界最大のヨガ資格発行団体、ヨガアライアンスが20周年。
ヨガ関係者へのモラル・リテラシー教育を開始

国際的なヨガ資格を発行するヨガアライアンス(本部:アメリカ・バージニア州・アーリントン)は、ヨガ関係者のモラル・リテラシーの向上を目指す取り組みとして、2020年2月27日にヨガインストラクターとヨガスクールが守るべき「倫理的コミットメント(The Ethical Commitment)」を発表しました。これにより、ヨガインストラクターとヨガスクールの意識統一を図り、ヨガを練習する人たちにヨガアライアンス資格者の高い指導力と責任感を確約していきます。

設立20周年を迎えたヨガアライアンスの概要

ヨガアライアンスは、ヨガスクール資格のRYS(Registered Yoga School)やヨガインストラクター資格のRYT(Registered Yoga Teacher)などのヨガ資格を発行し、世界100ヵ国以上に約80,000人の登録者がいる最も権威あるヨガ資格発行団体です。ヨガアライアンスが発行する資格は国際的に認められており、日本では約1,500名のヨガインストラクターと約160校のヨガスクールが登録しています。昨今、ヨガインストラクターやヨガスクールの増加に伴い指導の質にバラつきが見え始めたことで、ヨガアライアンスは資格取得に必要なカリキュラムを改正するなど、ヨガ資格の質の向上に取り組んでいます。

ヨガインストラクターとヨガスタジオを対象に倫理的コミットメントを発表

近年、ヨガインストラクターから参加者に対するレッスン中のセクシャルハラスメントや、けがの問題が明らかになっています。アメリカでは2018年、ヨガインストラクターで企業家のレイチェル・ブラゼン氏が、#MeTooとタグ付けしたセクシャルハラスメントに関する300以上の告白を公表し被害の実態が表面化しました。また、健康に良いとされるヨガも間違った方法で行えばけがにつながり、ヨガインストラクター自身が自主練習で負傷したという報告も寄せられています。

例えば、頭を下にして行うポーズ中に頸動脈が破裂して脳卒中に見舞われたり、関節の使い過ぎにより人工関節を必要としたりするケースも珍しくありません。ヨガアライアンスはこうした現状を踏まえ、ヨガ関係者へのモラル・リテラシー教育の必要性を重視し「スタンダード再考プロジェクト(Standard Review Project)」を始動。全世界のヨガインストラクターやヨガスタジオを対象に18ヵ月以上にわたりアンケートを行い、ヨガ指導の問題点を調査しました。

その中で多くのメンバーから「現代のニーズに合った倫理的コミットメント(The Ethical Commitment)が必要」という声が寄せられ、専門家による議論を経て今回の発表に至りました。ヨガアライアンス資格を有する全メンバーが倫理的コミットメント(The Ethical Commitment)を共有することで、安全で公平なヨガ指導力の向上や、ヨガインストラクターという職業への信頼性の向上に加え、ヨガアライアンス会員がどのような決意を持ってヨガコミュニティを作っているのかを知ってもらいたいと考えています。

倫理的コミットメントの3つの方針

倫理的コミットメント(The Ethical Commitment)は、行動規範(Code of Conduct)、職務権限の厳守(Scope of Practice)、ヨガにおける公平性(Equity in Yoga)の3つで構成されています。

1)行動規範(Code of Conduct)

RYSとRYTが行うヨガプログラムやクラス、その他サービスにおける積極的なインクルージョン、先生と生徒の適切な関係性の理解、同意のもとでの触れ合い(アジャストメントなど)、嘘のないコミュニケ―ションなどの正しい行動を示した規範。ヨガのプロとして、倫理的に何が好ましく、何が必須であるか、どういったことをしてはならないかを定義する。

2)職務権限の厳守(Scope of Practice)

ヨガインストラクターの責任範囲、資格の有無、経験、能力によってアドバイスやコーチングできる範囲の線引きなどを明確に定義します。

3)ヨガにおける公平性(Equity in Yoga)

ヨガ指導の現場で見られるハラスメントや差別の防止、インフォームドコンセント、積極的インクルージョンの重要性を理解し、人と人が快適につながれるコミュニティ作りを目指す。

日本のヨガインストラクターとヨガスタジオに向けたリソースを公開

ヨガスクールを運営する株式会社アンダーザライト(東京・渋谷区)は、ヨガアライアンスの活動に協力し、倫理的コミットメント(The Ethical Commitment)の情報を日本のヨガインストラクターとヨガスタジオに向けて公開しました。また、株式会社アンダーザライトの関連組織である一般社団法人日本ホリスティックヘルスケア協会は、「ヨガ安全指導員|ヨガの保険」を運営し、安全で適切なヨガ指導の徹底に努めています。

≫倫理的コミットメント情報ページ

≫「行動規範(Code of Conduct)」の詳細へ

≫「職務権限の厳守(Scope of Practice)」の詳細へ

≫「ヨガにおける公平性(Equity in Yoga)」の詳細へ

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